QNAP TS-451にFreeBSDをインストールする

iSCSIが応答しなくなったりして困った挙句、FreeBSDをインストールしちゃった。

TS-451の中身はただのIntel CPUなPCなので、特に問題なくインストールできる。
怖いので内蔵Flashにはインストールせず、HDDにインストールした。

試したのはFreeBSD 10.3-RELEASEと、Release Announcementの出ていないFreeBSD 11-0-RELEASE。(10/10/ 9:30JST現在)
どちらも手順は変わらず。

  1. NASにキーボードとディスプレイ、”-memstick.img”を焼いたインストール用USBメモリ、インストール先HDD(or SSD)をつないで(再)起動する。
  2. “Starting…”が出ている間にDELキーを叩いてBIOS設定に入る。
  3. BOOTの設定で、インストール用USBメモリを最優先に設定する。ついでにインストール先のHDDもその下くらいに設定しておく。逆に、QNAP USBナントカは内蔵Flashぽいので下げておく。
  4. いつも通りにFreeBSDをインストールする。
    挿したディスクはada*で見える。(TS-451の場合)
    インストール用USBメモリはda0、内蔵Flashはどうやらda1になった。(以下、gpartの出力より)

    =>      1  1007615  da1  MBR  (492M)
            1        7       - free -  (3.5K)
            8    10488    1  linux-data  (5.1M)
        10496   481536    2  linux-data  [active]  (235M)
       492032   481536    3  linux-data  (235M)
       973568    34048    4  ebr  (17M)
    
    =>    0  34048  da1s4  EBR  (17M)
          0  16640      1  linux-data  (8.1M)
      16640  17408    521  linux-data  (8.5M)
  5. 拍子抜けするくらい簡単で、しかも普通に動く。ちなみにEthernetはigb0/1で認識される。
    あとはCAM Targetを設定してiSCSI Targetを作ればiSCSI箱のできあがり。

    メモリに余裕があるならZFS on Rootしてもいいし、ディスクは全部CAM Targetにまわしたい!なら外付けUSB HDDにインストールするのもいい。
    我が家では全ディスクに8GBの領域を作って、zpool mirror createしてインストールした。(GPTZFSBootを参照)

    さて、最初はVM(QNAP Virtualization Station)でFreeBSDを動かして……というのも試したけ.
    しかしFreeBSDのvirtioドライバがまだまだなせいか、iSCSI Targetを動かしてると割り込み(intr)処理でCPU使用率が飽和して転送速度が残念なことに。
    この辺がもっと改善すれば、今以上に仮想マシン主導の構成ができるんだけどなー。