ℹ️本記事は古いコンテンツを変換して表示しています。
表示が崩れたり、リンクが正しくない可能性があります。ご了承ください。
ℹ️本記事は古いコンテンツを変換して表示しています。
表示が崩れたり、リンクが正しくない可能性があります。ご了承ください。
2016/10/10 13:10 : zfs sync=disabledはどのくらい危ないのか
VMware ESXi用ストレージをZFS+NFSで運用していると必ず出てくる "sync=disabled" の件。できればZIL(ZFS intent log)にSSDを使うなどして、安全にレイテンシを削るのが望ましいが、そうは言っていられないこともある。仕方なく"zfs set sync=disabled"するとどれくらい危険かを少しだけ計ってみた。本当に少しだけ。
VMware ESXi用ストレージをZFS+NFSで運用していると必ず出てくる "sync=disabled" の件。できればZIL(ZFS intent log)にSSDを使うなどして、安全にレイテンシを削るのが望ましいが、そうは言っていられないこともある。仕方なく"zfs set sync=disabled"するとどれくらい危険かを少しだけ計ってみた。本当に少しだけ。
わざわざ調査用にシステムを組むのは面倒だったので、実験中のストレージをそのまま使った。実験用のシステムはVMware ESXi→NFS+ZFS→iSCSIというやや面倒な構成をしている。ESXi上のVMからは、常時NFS上のデータストア(の上のディスク)にddでzeroを書き続けさせて、電源を抜いたり電源ボタンを長押ししたりしていじめている。
結果は以下の通り。
metadataが壊れてアクセスすら不能になる、というようなケースは発生しなかったが、データ側の破損は(当然ながら)発生するようだ。ちなみに、上の確認では"ESXiから見た整合性"は検証していない。つまりNFS/ZFS/iSCSIの異常時に"ESXi上のVMが安全に稼動を継続できるか"は怪しく、"一度VMを停止したのちに無事に起動できるか"を確認しただけであることに注意したい。